ちゃたろう —戦いの記録—

飼っている猫が突然死にかけ、そして救われた話

2023-10-01から1ヶ月間の記事一覧

#26 8/10(木) 面会では元気な様子

ちゃたろうが助かる望みが薄くなっても、まだゼロになったわけではない。 今日は先生から納得いくまで話を聞き、先ずはこの病院を信用する気持ちを取り戻したいと思った。 そして再手術の決心をしようと。 先生から呼ばれるのを待っていたところ、先にちゃた…

#25 【番外編】ちゃたろうとの出会い

最も絶望的な状態のときに書いた日記がある。 非常に恥ずかしいが、今日はその日記を公開したいと思う。 この日記はそもそも、ちゃたろうとの出会いと、今の絶望的な気持ちを記録として残しておき、何年か後、子供たちに見せることができればなと思って書い…

#24 8/9(水) 絶望

この日の絶望を忘れることはないだろう。 黄疸の数値は更に悪化し、ヨダレも垂れっぱなしの状態に完全に戻ってしまった。 TBIL=17.0 PCV=19 はっきり言ってしまえば、手術前と変わらない状態に戻ってしまったのだ。 原因は、昨日少しだけ触れた「胆管の詰…

#23 8/8(火) 暗転

状況は一気に悪くなってしまった。 TBIL=14.6 PCV=19 黄疸(TBIL)の数値が悪化するのに伴い、ヨダレが再び垂れっぱなしになってしまった。 ご飯も食べない。そして熱も上がってきているとのこと。 更に拍車を掛けるように貧血も進行し始めている。 また血…

#22 8/7(月) 良い知らせ

昨日は日曜なので連絡なし。 1日空けて、担当の医師からの連絡となった。 そして今日は良い知らせとなった。 TBIL=9.3 PCV=23 順番が前後するが、先ず貧血について。 貧血の進行は下げ止まり、更には自分で血を作れる状態になった。 散々、血の減少には苦…

#21 8/5(土) 元気がない

手術の翌日。 家族みんなで面会に行った。 術後とはいえ、手術は無事に成功し問題だった部分は解決したのだから、かなり元気な姿を見ることができると思っていたのだが……。 ちゃたろうは元気がなかった。 まるで手術前と変わらない状態なのだ。 ヨダレはまだ…

#20 8/4(金) 手術を終えて

「手術は無事に成功しました」 この一言を聞いたとき、先ず私に訪れた感情は喜びでも嬉しさでもなく、安堵だった。 そして外科の先生とちゃたろうが頑張ってくれた事への賞賛だった。 「手術の話を先にしますか? それとも、ちゃたろうちゃんに先ずは会いま…

#19 8/4(金) 手術

今日、手術の可能性が高いことを考えて、まだ病院から連絡はないものの近くまで行っておこうと思った。 いつものイオンモールに行き、昼ご飯を食べているところで病院からの連絡があった。 今から手術をするという。 私はすぐに病院に向かった。 手術前にち…

#18 8/3(木) 手術の説明

……内科の先生の時も思ったのが、外科の先生も若かった。 なのに知識も経験も豊富なのだから恐ろしい。 最後の砦的な存在であるこの病院の特性ゆえなのかもしれない。 今日の黄疸(TBIL)は21.7とほぼ横ばい。 ちゃたろうは依然として辛い状態のままだ。 そし…

#17 8/3(木) 決め手の言葉

ここまでのあらすじ ちゃたろうの食欲廃絶と何度も繰り返す嘔吐が改善しないため、かかりつけの動物病院へ連れて行ったところ、点滴入院となってしまった。 点滴すれば元気になって戻ってくるだろうと思いきや、食欲は一向に回復せず。 血液検査の結果はどれ…

#16 8/2(水) 遂に正体が判明

ちゃたろうとの面会。 検査後で疲れているにも関わらず、私の顔を見ただけでたくさん反応をしてくれた。 ガラスで覆われた完全個室状態にも関わらず、顔だけで飼い主が分かるのだな、と感心してしまった。 続いて先生からの説明があった。 輸血とCT検査を実…

#15 8/1(火) 手術に踏み切るべきかどうか(後編)

手術について、かかりつけ医に相談した。 訊いた話をまとめると以下の通りである。 手術自体は内容的に良さそう。やってみる価値は十分にある どうぶつの総合病院はとにかく素晴らしい病院なので、病院の威信にかけて成功へと導くだろう 輸血が最大のネック …

#14 8/1(火) 手術に踏み切るべきかどうか(前編)

手術できることが分かっても、手術に踏み切っていいものかどうか決心はまだつかなかった。 そもそもの話をすると『ちゃたろうが苦しむようなことはしたくない』というのが、当初からの私のスタンスだった。 こちらの病院に入院する際も勿論このルールは守ら…