ちゃたろう —戦いの記録—

飼っている猫が突然死にかけ、そして救われた話

#43 最後の通院(最終回)

3回目の通院へ。

本来ならもう通院の必要はないのだが、今日は検査をして数値を見て安心したいので行く感じだ。

 

ずっと追いかけている黄疸(TBIL)と貧血(PCV)の数値は、

 

TBIL=0.3

PCV=28

 

何も問題ない状態になってくれた。正常値だ。

先生からも「もう大丈夫でしょう」の一言。

無事に最後の通院となってくれた。

 

もうこの病院に来ないのかと思うと、やはり淋しさがある。

病院に行かないのは良いことなのに、不思議な気持ちだった。

 

 

さて、それでは皆さんが気になっているであろう、かかった費用の総額を発表したいと思います!

……の前に、ちゃたろうの身に一体何があったのか、念のため振り返りましょう。

 

食欲廃絶、1日に何度も吐く異変が起こったので、かかりつけ医に診てもらうと点滴入院となった。

点滴で回復するかと思いきや、状況は変わらず。出された結論は原因不明。「どうぶつの総合病院」を紹介される。

更に悪いことに、退院の日にちゃたろうの状態が一気に悪化。目には黄疸が現れ、ヨダレは垂れっぱなし。翌日まで命が持たないとも。

 

どうぶつの総合病院では、ちゃたろうの身に何が起こっているのか判明。ただし原因の詳細まではわからないので入院することに。

数日後に原因特定。胆管内に巨大な胆石が詰まっていたのだ。手術にて除去。手術後は順調に回復に向かうと思いきや一波乱。

しかし全て上手い方向に進んでくれて改善し無事に退院となった。

退院後はみるみる回復していき、今日で正常な状態へと戻ってくれた。

 

 

さて、費用ですが

 

かかりつけ医に入院: 9万5200円

入院と手術費用など: 158万3410円

通院: 8万6670円

 

合計: 176万5280円

 

 

と、かなりの高額ですが、ちゃたろうの命が助かって本当に良かったなと。

ちゃたろうの年齢は14歳。平均寿命に近いといえば近い年齢です。

なので高齢の猫にかける費用ではない、と言われたこともありましたが、大好きな猫に年齢なんて関係ないのです。

とにかく助けてやりたい。ちゃたろうにとっての日常を取り戻したい。ただそれだけでした。

そして様々な協力と運が味方してくれて、助けてやることができたのです。本当に感謝です。

 

というわけで、このブログ、戦いの記録もこれにて役目を終えました

メモをそのまま書き起こした文体ではありましたが、ここまで読んでくれた皆さん、本当にありがとうございました。

今まで元気だった猫ちゃんが、いきなり瀕死の状態になる怖さ、そしてその原因、回復してくれることなどの状況が伝わればなと思います。

 

 

■side: ちゃたろう

みなさん、お久しぶりなのニャ。

主人と家族の皆には本当に心配をかけてしまったけど、無事に回復したのニャ。

現在は師走、一連の騒動から3ヶ月が過ぎようとしてるけど、何事もなかったかのようにピンピンしてるニャ。

あの騒動は随分と昔のように感じるし、はてさて夢だったのでは? なんて思うことすらあるニャ。そのくらい日常を満喫しているってことニャ。

 

主人も言っていたように、戦いの記録はここまでニャ。

最終回ってことニャ。終わりだと思うと淋しいニャ。

 

でもでも、何かあればまた書きたいと思うから、気長に待っててくれてもいいのニャ。

このブログを読んでくれた皆さん、本当にありがとうなのニャ。

さよならなんて言わないニャ。またいつかどこかで会える日までニャ。

 

またね!