ちゃたろう —戦いの記録—

飼っている猫が突然死にかけ、そして救われた話

#21 8/5(土) 元気がない

手術の翌日。

家族みんなで面会に行った。

術後とはいえ、手術は無事に成功し問題だった部分は解決したのだから、かなり元気な姿を見ることができると思っていたのだが……。

 

ちゃたろうは元気がなかった

まるで手術前と変わらない状態なのだ。

ヨダレはまだ垂れっぱなし。スタッフさんが言うには減ってはいるとのことだが……

 

まだ食欲もなく、何も食べてくれないらしい。

この日はちゃたろうの大好物である「とろ~りシーバ」(ちゅ~るみたいなもの)を持ってきていたので、試しにあげてみたのだが何の興味も示してくれなかった。

 

うーん、手術の翌日はこんなものなのだろうか……

家族にはかなり元気な姿を見ることができるだろうと言ってしまっていたので、残念な結果となってしまった。

 

続いて、医師からの説明となった。

今日は担当の医師が不在なので、代わりの医師からの説明となった。

 

TBIL=16.0

PCV=18

 

黄疸(TBIL)の数値に関しては、手術前は20以上が当たり前だったので、改善傾向だ。

しかしまだまだ高い数値なので油断できないと(基準値は0.4以下)

 

手術中は血が減り続け、PCVは10%近くまで落ちたとのこと。

かなりギリギリの戦いだったようだ。

輸血を実施したので、18%まで回復。

 

現在のちゃたろうの状態について、

医師曰く「安定はしているが、安心はできない状態」

 

手術が終われば、あとは安心なのかと思っていたが、全くそんなことはなさそうだ。

 

また、前日の回想録でちゃたろうがネタばらししてしまっているが、術後の元気に見えた状態は、痛みと麻酔によるハイテンションが原因、ということをこのとき知った。

 

なんだろうこの嫌な感じは。

昨日の手術成功の喜びが少しずつ打ち消されていくような感じだ。

 

明日は日曜で外科医の人間が不在だから、電話も含め話は聞けないだろうことを伝えられた。

ちゃたろうの回復を願いつつ、我々人間どもは久しぶりに身体を休め、月曜の連絡に期待することにした。

 

 

【今日のまとめ】

  • 術後初めての面会
  • ちゃたろうの元気がない
  • まだご飯を食べてくれない
  • TBILは減ったがまだまだ高い水準