ちゃたろう —戦いの記録—

飼っている猫が突然死にかけ、そして救われた話

#15 8/1(火) 手術に踏み切るべきかどうか(後編)

手術について、かかりつけ医に相談した。

訊いた話をまとめると以下の通りである。

 

  • 手術自体は内容的に良さそう。やってみる価値は十分にある
  • どうぶつの総合病院はとにかく素晴らしい病院なので、病院の威信にかけて成功へと導くだろう
  • 輸血が最大のネック
  • 肝臓へのダメージが心配。手術に成功したとしても、肝臓の病気をずっと抱えることになる可能性もある

 

手術自体は内容的にも、病院のクオリティ的にも何の問題もない。

ただし……輸血が最大のネックだと言うのだ。

そして現在の貧血の進行も。

 

獣医師の立場から見ても、ゴールは見えてきたものの、道は険しいということだろう。

最終的にかかりつけ医の結論としては、貧血の進行が止まり、輸血が確保できるのなら、手術をしてみる価値はある、という答えになってしまった。

 

また、肝臓のダメージも心配しており、例え胆管のしこりを除去して黄疸の数値が改善したとしても、肝臓のダメージが深刻なら今度はそっちが問題になってしまうと言うのだ。

 

医師は2人いるのだが、年配の医師は

 

「時には引くことも大事。手術しないという選択をしたとしても、それは決して逃げではない」

 

と言ってくれた。

 

もしかすると、私はこういう言葉が欲しかったのかもしれない。

私の立場では何がなんでも救いたいという気持ちが強いので、どうしても突き進んでしまう傾向がある。

例えゴールが見えたとしても、諦めることも大事なのだ。

今のような運否天賦のような状況では特にだ。

 

最後に輸血についてお願いしてみたが、これは断られてしまった。

猫の血液型を不要としていたのは、なにもちゃたろうだけの話ではない。

ここで面倒を見ている猫全てに当てはまるのだ。

そうなると、そもそも血液型を調べるところから始まってしまう。

時間的にも労力的にも現実的ではないということだろう。

 

これで輸血に関しては、私側の望みは絶たれてしまったことになる。

あと1回の輸血はどうすればいいのだろう……

 

 

【今日のまとめ】

  • 血液型はA型
  • 貧血は進行中、12%落ちる
  • 1回目の輸血の目処がついた
  • かかりつけ医に相談