手術について、かかりつけ医に相談した。
訊いた話をまとめると以下の通りである。
- 手術自体は内容的に良さそう。やってみる価値は十分にある
- どうぶつの総合病院はとにかく素晴らしい病院なので、病院の威信にかけて成功へと導くだろう
- 輸血が最大のネック
- 肝臓へのダメージが心配。手術に成功したとしても、肝臓の病気をずっと抱えることになる可能性もある
手術自体は内容的にも、病院のクオリティ的にも何の問題もない。
ただし……輸血が最大のネックだと言うのだ。
そして現在の貧血の進行も。
獣医師の立場から見ても、ゴールは見えてきたものの、道は険しいということだろう。
最終的にかかりつけ医の結論としては、貧血の進行が止まり、輸血が確保できるのなら、手術をしてみる価値はある、という答えになってしまった。
また、肝臓のダメージも心配しており、例え胆管のしこりを除去して黄疸の数値が改善したとしても、肝臓のダメージが深刻なら今度はそっちが問題になってしまうと言うのだ。
医師は2人いるのだが、年配の医師は
「時には引くことも大事。手術しないという選択をしたとしても、それは決して逃げではない」
と言ってくれた。
もしかすると、私はこういう言葉が欲しかったのかもしれない。
私の立場では何がなんでも救いたいという気持ちが強いので、どうしても突き進んでしまう傾向がある。
例えゴールが見えたとしても、諦めることも大事なのだ。
今のような運否天賦のような状況では特にだ。
最後に輸血についてお願いしてみたが、これは断られてしまった。
猫の血液型を不要としていたのは、なにもちゃたろうだけの話ではない。
ここで面倒を見ている猫全てに当てはまるのだ。
そうなると、そもそも血液型を調べるところから始まってしまう。
時間的にも労力的にも現実的ではないということだろう。
これで輸血に関しては、私側の望みは絶たれてしまったことになる。
あと1回の輸血はどうすればいいのだろう……
【今日のまとめ】
- 血液型はA型
- 貧血は進行中、1日2%落ちる
- 1回目の輸血の目処がついた
- かかりつけ医に相談