ちゃたろう —戦いの記録—

飼っている猫が突然死にかけ、そして救われた話

#41 8/25(金) 2回目の通院

2回目の通院

前回から1週間ぶりだ。

 

前回と同様、身体検査と血液検査がメインとなる。

1時間半くらいちゃたろうを預けて、私はどこかで時間を潰すことになる。

 

時間潰しの前に、先生に現在の状況を伝えることに。

薬を全く飲んでないことを正直に伝えると、この世の終わりみたいな顔をしていた

先生の反応を見て、何が何でもあげなければダメだったのだと後悔。

 

先生からは、薬を直接喉の奥に突っ込んで飲ませてしまう方法を伝えられた。

ひとまず検査が終わってから、その講習を受けることに。

難しそうだが、慣れれば素人でも可能とのことだ。

 

待ち時間は、イオンモールサンマルクに行き、ちゃたろうに関するノートをひたすらまとめていただけなので、時を進めることにしよう。

 

いつもの黄疸(TBIL)と貧血(PCV)の数値から。

TBIL=0.9

PCV=25

 

かなりの改善傾向。

とうとうTBILが1ポイントを切ってくれ、基準値にかなり近い状態だ。

 

「薬を飲んでないと聞いた時は正直ギョッとしたが、順調に回復しているので結果オーライかなと思います」

 

と、先生は苦笑いで言ってくれた。

 

というわけで、薬はこのまま無しとなった

そして先ほど話しに出ていた喉の奥に直接押し込む方法を教えてもらうのも無しに。

 

続けて、もう通院の必要もないことを伝えられた

つまり本日をもって最後。

 

しかし、いきなり終わりと言われてもこちらの心の準備がまだできていなかった。

確かに順調に回復傾向ではあるが、術後の急激な悪化のイメージがどうしても記憶に焼き付いてしまっているのだ。

そこで私は、もう1度だけ来て念のための血液検査を実施したい旨を伝えた。

その結果を知って安心したかったのだ。

 

予約は2週間後となった。

お世話になった「どうぶつの総合病院」に来るのも、これが最後になるだろう。

 

順調に回復したのでもう病院に行かなくていい。

これはとても素晴らしいことなのだが、寂しさも強かった。

ここまで頻繁に通い、そして戦場だったこの場所ともうお別れなのだ。

 

帰宅後。

この日はとうとう、今までジャンプ失敗していた机の上に乗ることができた。

何度も失敗していたが、諦めずにジャンプし続けたのだ。

そしてとうとう乗ることができてしまった。

 

もう通院しなくていいことが伝わったのか、雰囲気でも感じ取ったのだろうか。

元気な時にできていたことを何が何でもやってやるという、強い意志を感じた。